引越業者を見つけるためのサービスと言えば「引越し侍」。
2020年の1月には見積もり依頼件数が3800万件を突破し、1人1件換算なら日本人の4人に1人が利用したことのある計算になっています。
引っ越しと言えば引越し侍とまで言われるほど定番化した引越し侍ですが、初めて利用する人にはまだまだ抵抗の強い部分があるのも否めません。
本当に引越し侍を通して見積もり依頼をするだけで引越料金が安くなるのでしょうか?
他にもっと安くする方法が隠されている心配はないのでしょうか?
無料で使えるサービスに不信感を抱いている人もいるでしょう。どこかで見えない手数料がプラスされていないかどうかも気になるところです。
引越し侍を利用したことでしつこい営業電話がかかってくるといううわさもあります。本当に安心して使って良いサービスなのでしょうか?
結論から言ってしまえば、安く引っ越しするなら一括見積もりは必須です。
一括見積もりを使っていろいろな業者の引越料金を比べなければ、ボッタクリ価格で引っ越す羽目になる可能性があります。
数ある引越系一括見積もりサービスの中で引越し侍が人気なのは、圧倒的な登録業者数を誇るためです。
引越し侍自体も上場企業が運営しており、信頼性の高いサービスであることも間違いありません。
ただし、引越し侍を使うと営業電話がかかってくるのも事実です。ある程度電話の量を減らすことは可能ですが、引越業者からの電話すべてを完全に防ぐことはできないため、注意が必要です。
引っ越しの一括見積もりサービスのメリットとは?
引っ越しの一括見積もりサービスでは、複数の引越業者にまとめて見積もり依頼を送ることができます。
一つひとつの業者に見積もり依頼を送るよりも圧倒的に短時間で済みますし、業者はサイトの方でピックアップしてくれるため、いちいち自分で業者を探す必要もありません。
引っ越しで一括見積もりが重要なのは、引越価格の相場が分かりにくいことにあります。
引越料金は時期、荷物量、移動距離によって決まります。このうち曲者なのが「時期」で、3月4月の繁忙期など分かりやすいものもありますが、基本的にはそれぞれの引越業者がどれだけ混んでいるかというものになります。
トラックやスタッフに余裕があれば安くなりますが、スケジュールが埋まっている状態ならば高くなります。そして、どれだけ混雑しているかは外からは分からず、会社によっても違います。
結果的に、同条件で申し込んだのに引越業者によって料金が全く違うという消費者にとっては不可解なことが起こる訳です。
見積もりを取った業者が本当に安いかどうかは、他の業者の料金と比べてみなければ分かりません。その「比較」を楽にしてくれるのが一括見積もりサービスという訳です。
理屈では一括見積もりサービスを使わなくても自分で個別に申し込めば安い業者を見つけることはできますが、無駄に時間がかかってしまいます。そのため、一括見積もりサービスの利用がすすめられているのです。
また、一括見積もりサービスには自動的に値下げが行われるという効果もあります。
引越業者には一括見積もりサービスからの見積もり依頼が伝わるため、必然的に「他の業者も並行して検討している」という情報も伝わります。顧客を捕まえるためには他社よりも安くするのが一番ですから、こちらが無理に値引きを行わなくても業者間で勝手に値下げ合戦が始まります。
一括見積もりサービスの利用によってどの程度安くなるかはケースバイケースですが、10万円も安くなったという人もいます。
引越し侍は他のサービスとはどう違う?
引っ越しの一括見積もりサービスにはいくつかありますが、その中でも特に利用者が多いのは引越し侍です。
理由はいたって簡単です。登録引越業者数が圧倒的に多いからです。
主な引っ越しの一括見積もりサービスの登録業者数は以下の通り。
ズバット引越し比較(ウェブクルー):225社
価格.com引っ越し(価格.com):113社
SUUMO引越し見積もり(リクルート住まいカンパニー):107スア
LIFULL引越し(LIFULL):100社
引越し達人:67社
引越し侍の登録業者数は約300。
業界2位のズバッとは230社ほど、3位の価格.comは約110社と圧倒的な開きがあります。
登録業者数が多ければ、対応しているエリアも増え、地方でも選べる業者が増えやすくなります。
また、より安い業者を見つけるのにも業者の多さは必須です。
引越し侍の正体とは?どんな会社が運営している?
引越し侍を運営しているのは名古屋に本社のある「エイチーム」です。
設立は2000年。2012年に東証一部上場した大手です。
実績も豊富で歴史もあり、一部上場の信頼できる企業です。
エイチームでは引越し侍の他、Hanayumeといった結婚式場を探すサービスや、ユニゾンリーグといったソーシャルゲームの運営を行っています。
引越し侍を使うときの注意点は?
引越し侍を使う場合に注意しなければならないのが、引越業者からの営業電話です。
見積もり依頼をするとものの数分で10社近くから営業の電話がかかってきます。一つの電話に応対し終わったと思った次の瞬間、別の業者からの着信が次々にやってきます。そして着信履歴には引越業者からの履歴がズラリ。中には一度断った後も電話をしてくるようなしつこい引越業者もいます。
実際、引越し侍を利用した人の口コミにも、「鬼のように電話がかかってきた」「電話が鳴りまくる」などが多く書かれています。
電話が苦手な人やいちいち応対していられない人にとって、この問題は非常に深刻です。
ただ、見積もり申込後の電話を減らす方法はあります。
簡単なのは申込時の備考欄に、電話ではなくメールで連絡が欲しいと書いておくこと。電話してきた業者とは絶対に契約しない、と書き添えても良いでしょう。こうすれば申し込んだ途端に大量の電話がかかってくることは防げます。
しつこい業者に対しては、着信拒否すれば一発です。申込時の電話番号をスマートフォンのものにすれば、簡単な操作で拒否設定が可能です。
しかし、これでも完全に引越業者からの電話をシャットアウトすることはできません。
中にはろくに備考欄を読まないでかけてくる業者もいます。そういう業者を断るのは簡単ですが、かかってくる前に防止することはできません。
電話が嫌な人はSUUMOがおすすめ
引越し侍を利用する以上、引越業者からの電話は防げません。電話がどうしても嫌だという人は、SUUMOの一括見積もりサービスを使いましょう。
SUUMOの場合、電話番号が必須ではありません。メールアドレスのみ記入しておけば、ろくに文章を読めない業者から電話がかかってくることもありません。
引越し侍の使い方
簡単な引っ越し内容を入力する
現住所の郵便番号、引越先都道府県、引っ越しタイプを入力します。
引っ越しタイプは、単身・家族・オフィスの3つから選びます。
現住所と引越先住所の入力
引越しの一括見積もりオンライン依頼フォームで、現住所と引越先住所を入力します。住所だけでなく、建物のタイプ(マンション・一戸建て等)も選びます。
見積もりをより正確にするなら、部屋の階数や間取りなども入力しておきましょう。
希望日程と個人情報の入力
まず、希望の引越日程と時間、引越人数を入力します。
次に、名前や電話番号、メールアドレスなどの連絡先情報も入力します。
荷物量の入力
ベッドやソファー、タンス、衣装ケース、ダンボールなどの数を入力しておきます。
ここでできるだけ正確な荷物量を伝えることができれば、見積もり金額もより正確なものになります。
これで申し込みは完了です。数分あれば家から簡単に一括見積もりの申し込みができます。
▼一括見積もりはこちら【無料】
引越料金を効率的に安くするなら引越し侍
安く引っ越しするなら、登録業者数の圧倒的に多い引越し侍で一括見積もりを行うのがおすすめです。
たくさんの業者が登録されているため、条件の合う業者や安くて質の良い業者が探しやすいです。
ただ、申し込みをすると引越業者からの電話は避けられないため、どうしても電話を避けたい人はSUUMOの一括見積もりサービスを使いましょう。